リウマチという病気を聞いたことがあるでしょうか。
身近な人にリウマチを患っている人がいなかった場合、あまり聞きなれない病気かもしれません。

リウマチとは、1942年にクレンペラー博士により提唱された膠原病の一種となる病気です。
現在、明らかな原因については分かっていません。
一説では、人間の細胞同士を結び付けている結合組織や血管に炎症が起こるものといわれています。リウマチを発症した患者さんの血液を調べると、自分自身の身体の細胞や組織と反応して攻撃をしてしまう自己抗体やリンパ球が見つかるそうです。このような反応の一つ一つが、リウマチを発症させる原因ともいわれています。
リウマチは、全身の臓器に症状がでることもあり、非常に多くの症状が報告されています。その中でも、代表的な症状を挙げていきましょう。

まず、手のこわばりです。
こわばりは、最も知られる症状の一つ。リウマチの症状で生じた、関節液や関節外の腱鞘炎などが、関節の動かしにくさを引き起こしています。

次に、身体のだるさや疲れにくさです。
リウマチを発症すると、「非常にだるい、疲れやすい」と訴える人も少なくありません。これは、睡眠を十分にとっても抜けない疲労で「易疲労性」とも呼ばれます。また、熱っぽいという人もいて、実際に発熱していることもあるそうです。

最後に、体重の減少です。
慢性的な身体のだるさが食欲不振に繋がります。また、リウマチが悪化する時に体重減少が起こることもあるため、自分の体調管理時の一つの目安にするとよいかもしれません。