リウマチ看護は、患者の症状に合わせていくつかの治療法を組み合わせた方法を用いることがあります。
例えば、薬物療法で日常生活を快適に過ごせるようにしていたとしても、関節ごとに症状も違うため日常生活にも支障をきたしてくることがあります。そんな時は早い段階で手術を用いて回復を図ることも必要です。
手術後の疼痛緩和には薬を使用し、患者の痛みによるストレスも緩和することも大切です。
術後の回復にはリハビリを用いて筋力の強化や、関節可動域の拡大などを目指して看護に取り組むこともあります。

薬物療法では、患者の病歴や体質などから副作用にも気を使う必要があり、リスクを含めて、患者やその家族に理解を求めて説明をしていく事が大切です。
また、術後や薬物療法の在宅治療中の基礎療法では、自己管理のための教育や指導を行います。手術部の感染の防止や、痛みを訴える場所や痛みの程度などを把握し、観察してケアをしていく流れです。
感染の兆候は薬の副作用であることも考えられるので、その可能性も視野に入れて観察します。
また、手術部以外の筋力強化やリハビリに対する意欲、幹部の腫れや発熱などの前身の観察も怠りません。そこで疼痛ケアが適切にできているか、薬は効率よく効いているかなど判断します。関節の可動域をみながらリハビリも積極的に行えるように配慮します。その中で、痛みを我慢しないこと、感染症の危険性や清潔指導・管理、そして体調管理のバランスが取れるようにアドバイスができる看護ケアを行えるとよいでしょう。